Bcrypt/Argon2ハッシュ生成ツール
BcryptやArgon2などのパスワードハッシュアルゴリズムを使用して、セキュアなパスワードハッシュを生成します。
※ Argon2はブラウザの標準APIでは利用できないため、このツールではBcrypt相当の処理を行います。
値が大きいほどセキュアですが、処理時間が長くなります。推奨値: 10-12
このツールの使い方
- ハッシュアルゴリズムを選択します(Bcryptを推奨)。
 - ハッシュ化したいパスワードを入力します。
 - コストファクター(rounds)を設定します(推奨: 10-12)。
 - 「ハッシュを生成」ボタンを押すと、パスワードハッシュが生成されます。
 - 「ハッシュをコピー」ボタンで結果をクリップボードにコピーできます。
 
特徴
- ブラウザ内完結:パスワードはサーバーに送信されません。すべての処理がブラウザ内で完結します。
 - セキュアなアルゴリズム:Bcrypt、PBKDF2など、パスワード保存に適したアルゴリズムに対応しています。
 - 調整可能なコスト:セキュリティレベルに応じてコストファクターを調整できます。
 - 処理時間表示:ハッシュ生成にかかった時間を表示し、パフォーマンスを確認できます。
 - レスポンシブ対応:スマホ・タブレットでも快適に操作できます。
 - 完全無料:登録不要で今すぐ使えます。
 
パスワードハッシュとは
パスワードハッシュは、パスワードを一方向関数で変換した文字列です。元のパスワードに戻すことはできないため、データベースに保存する際の安全性が高まります。
重要なポイント:
- 一方向性:ハッシュからパスワードを復元することはできません。
 - 同じ入力で同じ出力:同じパスワードは同じハッシュになります。
 - ソルト付き:BcryptやPBKDF2は自動的にソルトを追加し、レインボーテーブル攻撃を防ぎます。
 - 計算コスト:意図的に計算時間がかかるように設計されており、ブルートフォース攻撃を困難にします。
 
各アルゴリズムについて
Bcrypt(推奨):
- 現在最も広く使用されているパスワードハッシュアルゴリズム
 - 自動的にソルトを生成し、ハッシュに含めます
 - コストファクターで計算量を調整可能
 - 推奨コスト: 10-12(値が大きいほどセキュアですが処理時間が増加)
 
PBKDF2-SHA256:
- NIST(米国標準技術研究所)が推奨するアルゴリズム
 - 多くのプラットフォームで標準サポートされています
 - 反復回数を調整してセキュリティレベルを変更可能
 - 推奨反復回数: 100,000回以上
 
SHA-512(非推奨):
- 高速なハッシュアルゴリズムですが、パスワード保存には不適切
 - ソルトなし、低コストのため、ブルートフォース攻撃に脆弱
 - 新規開発では使用しないでください
 - 比較・学習目的のみでの使用を推奨
 
Argon2について:
Argon2は2015年のPassword Hashing Competitionで優勝した最新のアルゴリズムですが、ブラウザの標準APIでは直接サポートされていません。サーバー側での実装を推奨します。
セキュリティのベストプラクティス
- サーバー側でハッシュ化:本番環境では必ずサーバー側でハッシュ化を行ってください。
 - ソルトの使用:Bcrypt、PBKDF2などソルト対応アルゴリズムを使用してください。
 - 適切なコスト:セキュリティと性能のバランスを考慮してコストを設定してください。
 - 定期的な見直し:ハードウェアの進化に応じて、コストファクターを定期的に見直してください。
 - HTTPSの使用:パスワードの送信時は必ずHTTPSを使用してください。
 
注意点
入力内容はブラウザ上でのみ処理され、サーバーには保存されません。安心してご利用ください。このツールは開発・学習・テスト目的での利用を想定しています。本番環境では必ずサーバー側でパスワードハッシュを生成してください。ブラウザ上でのハッシュ化は、JavaScriptが無効化されている場合やコードが改ざんされた場合に脆弱性が生じる可能性があります。