音階⇄周波数換算ツール
音階名と周波数を相互変換。ピアノ鍵盤をクリックして音を確認できます。
音階入力
このツールの使い方
- 変換モードを選択します(音階→周波数 / 周波数→音階 / ピアノ鍵盤)
 - 音階→周波数: 音階名とオクターブを選択すると、自動的に周波数に変換されます
 - 周波数→音階: 周波数を入力またはスライダーで調整すると、最も近い音階が表示されます
 - ピアノ鍵盤: 鍵盤をクリックすると音が再生され、音階と周波数が表示されます
 - 「音を再生」ボタンで選択した音を確認できます
 - 「周波数をコピー」で結果をクリップボードにコピーできます
 
このツールの特徴
- リアルタイム変換:入力と同時に自動変換されるので、素早く結果を確認できます
 - インタラクティブピアノ鍵盤:クリック可能な88鍵フルピアノ鍵盤で直感的に操作
 - 音声再生機能:Web Audio APIで実際の音を再生して確認できます
 - 周波数スライダー:直感的なスライダー操作で周波数を調整可能
 - 詳細情報表示:MIDIノート番号、鍵盤位置、セント差など詳細データを表示
 - A4=440Hz基準:国際標準ピッチに準拠した正確な計算
 - 異名同音表示:C#/Dbのような異名同音も表示
 - 全88鍵対応:ピアノの全音域(A0〜C8)に対応
 - 完全レスポンシブ:スマホ・タブレット・PCすべてに最適化、横スクロール対応
 - ブラウザ内完結:すべての処理はブラウザ内で完結し、データは送信されません
 - 完全無料:登録不要で今すぐ使えます
 
音階と周波数の関係
音階は周波数の比率で決まります。平均律(12平均律)では、半音上がるごとに周波数が 21/12 ≈ 1.05946 倍になります。
計算式
周波数 = 440 × 2(n-69)/12
※ nはMIDIノート番号(A4 = 69)
音程の単位「セント」
セント(cent)は音程の単位で、半音を100セントとします。2つの周波数 f₁ と f₂ の音程差は以下の式で計算されます:
セント = 1200 × log₂(f₂/f₁)
主要な音階と周波数の対応表
| 音階名 | 周波数 | MIDIノート | 鍵盤位置 | 備考 | 
|---|---|---|---|---|
| A0 | 27.5 Hz | 21 | 1番目 | ピアノ最低音 | 
| C1 | 32.7 Hz | 24 | 4番目 | 低音ド | 
| C2 | 65.4 Hz | 36 | 16番目 | 低いド | 
| C3 | 130.81 Hz | 48 | 28番目 | 低めのド | 
| C4 | 261.63 Hz | 60 | 40番目 | 中央ド(Middle C) | 
| A4 | 440 Hz | 69 | 49番目 | 標準ピッチ(ラ) | 
| C5 | 523.25 Hz | 72 | 52番目 | 高いド | 
| C6 | 1046.50 Hz | 84 | 64番目 | 高音ド | 
| C7 | 2093.00 Hz | 96 | 76番目 | 最高音域ド | 
| C8 | 4186.01 Hz | 108 | 88番目 | ピアノ最高音 | 
表の行をクリックすると、その音階を読み込めます
音階の基礎知識
音名と階名
- 音名(絶対音名):C, D, E, F, G, A, B(ハ、ニ、ホ、ヘ、ト、イ、ロ)
 - 階名(相対音名):ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ
 - 英語表記:C=ド、D=レ、E=ミ、F=ファ、G=ソ、A=ラ、B=シ
 
臨時記号
- シャープ(#):半音上げる(例: C# = C よりも半音高い)
 - フラット(♭):半音下げる(例: D♭ = D よりも半音低い)
 - 異名同音:C# と D♭ は同じ周波数(鍵盤上では同じ黒鍵)
 
オクターブ
オクターブは音の高さの範囲を示す数字です。1オクターブ上がると周波数は2倍になります。
- A0:27.5 Hz(ピアノ最低音)
 - A1:55 Hz(2倍)
 - A2:110 Hz(4倍)
 - A3:220 Hz(8倍)
 - A4:440 Hz(16倍)← 標準ピッチ
 - A5:880 Hz(32倍)
 
活用シーン
- 楽器の調律:ギター、ピアノ、管楽器などの調律作業
 - 音楽制作:DAWでのシンセサイザー設定、周波数調整
 - 音響分析:録音された音の音階特定
 - 音楽教育:音階と周波数の関係を学習
 - カラオケ:原曲キーの確認、キー変更の計算
 - 作曲:移調や転調の計算
 - 音響機器の設定:イコライザーの周波数設定
 - 耳コピ:聞いた音の音階特定
 
技術情報
MIDIノート番号
MIDIは電子楽器間の通信規格で、各音階に0〜127の番号が割り当てられています。
- C-1 = 0(非常に低い音)
 - C4 = 60(中央ド)
 - A4 = 69(標準ピッチ、440Hz)
 - G9 = 127(最高音)
 
標準ピッチ
このツールでは A4 = 440Hz を基準としています。これは1939年の国際会議で定められた国際標準ピッチです。
- 現代の標準:A4 = 440Hz(ISO 16:1975)
 - バロック音楽:A4 = 415Hz(半音低い)
 - オーケストラ:A4 = 442〜445Hz(やや高め)
 
可聴周波数範囲
- 人間の可聴域:約20Hz〜20,000Hz(年齢により変動)
 - ピアノの音域:27.5Hz(A0)〜 4,186Hz(C8)
 - 人間の声:約80Hz〜1,100Hz
 - バイオリン:約196Hz〜3,136Hz
 
ご利用時の注意点
- このツールは A4=440Hz の国際標準ピッチを基準にしています
 - 音声再生機能はブラウザによって音質が異なる場合があります
 - 周波数から音階への変換では、最も近い音階が表示されます(完全一致しない場合はセント差を表示)
 - 入力データはすべてブラウザ内で処理され、外部に送信されることはありません
 - スマートフォンでは音声再生に制限がある場合があります
 - モバイルデバイスでは鍵盤を横スクロールして全88鍵を表示できます
 
よくある質問
Q1. A4=440Hzとは何ですか?
A4(ラの音、中央ドの近く)の周波数を440Hzとする国際標準ピッチです。1939年の国際会議で定められ、現在の音楽の基準となっています。
Q2. 異名同音とは何ですか?
C#(ドのシャープ)とD♭(レのフラット)のように、表記は異なるが同じ音(周波数)を指す音のことです。ピアノの黒鍵がこれに該当します。
Q3. オクターブが1つ上がると周波数はどうなりますか?
周波数が2倍になります。例えば、A4=440Hzに対してA5=880Hz、A3=220Hzとなります。
Q4. セントとは何ですか?
音程の単位で、半音を100セントとします。12平均律では1オクターブ=1,200セントです。人間の耳は約5セント程度の違いを識別できると言われています。
Q5. なぜピアノは88鍵なのですか?
人間の可聴域(20Hz〜20,000Hz)をカバーし、かつ演奏可能な範囲として27.5Hz(A0)〜4,186Hz(C8)の88鍵が採用されています。
Q6. 音を再生できません
ブラウザの音声再生機能を使用しています。音量設定を確認するか、別のブラウザでお試しください。スマートフォンでは初回タップ後に音が出る仕様の場合があります。
Q7. スマホで鍵盤が全部見えません
鍵盤エリアを横にスクロールすることで、88鍵すべてを表示・操作できます。画面サイズに応じて鍵盤のサイズが自動調整されます。