電気換算ツール

電荷・電流・電位・電界強度・電気抵抗・コンダクタンス・静電容量・インダクタンスなど、あらゆる電気量の単位を換算します

入力設定

換算表

このツールの使い方

  1. 「換算する物理量」から換算したい電気量を選択します。
  2. 「値」欄に換算したい数値を入力します。
  3. 「単位を選択」から元の単位を選びます。
  4. 「換算する」ボタンをクリックすると、全ての単位に換算されます。
  5. 換算結果の数値をクリックするとクリップボードにコピーできます。
  6. 「クリア」ボタンで入力をリセットできます。

対応する電気量

物理量 SI単位 説明
電荷 クーロン [C] 電気の量
電荷の線密度 C/m 線上の単位長さあたりの電荷
電荷の面密度 C/m² 面上の単位面積あたりの電荷
電荷の体積密度 C/m³ 単位体積あたりの電荷
電流 アンペア [A] 単位時間あたりの電荷の流れ
電流の線密度 A/m 線上の単位長さあたりの電流
電流の面密度 A/m² 断面積あたりの電流(電流密度)
電位 ボルト [V] 電気的な位置エネルギー
電界強度 V/m 単位距離あたりの電位差
電気抵抗 オーム [Ω] 電流の流れにくさ
電気抵抗率 Ω·m 材料固有の抵抗
コンダクタンス ジーメンス [S] 電流の流れやすさ
電気伝導率 S/m 材料固有の伝導性
静電容量 ファラド [F] 電荷を蓄える能力
インダクタンス ヘンリー [H] 電流変化に対する起電力

このツールの特徴

  • 15種類の電気量に対応:電荷から電流、電圧、抵抗、静電容量、インダクタンスまで包括的に対応しています。
  • 100種類以上の単位:SI単位系からCGS単位系、実用単位まで幅広く対応しています。
  • ブラウザ内完結:入力データはサーバーに送信されず、すべてブラウザ内で処理されます。
  • 高精度計算:科学的記数法にも対応し、極小値・極大値も正確に換算できます。
  • ワンクリックコピー:換算結果をクリックするだけでクリップボードにコピーできます。
  • レスポンシブデザイン:PC・タブレット・スマートフォンすべてに対応しています。
  • 完全無料:登録不要で制限なく利用できます。

ご利用時の注意点

  • 換算結果は一般的な換算係数に基づいています。
  • 非常に大きな値や小さな値では浮動小数点演算の誤差が生じる場合があります。
  • CGS単位系やEMU、ESUは歴史的な単位系です。
  • 入力データはブラウザ上でのみ処理され、外部に送信されません。

活用シーン

  • 電子回路設計での部品選定
  • 電気工学の学習・研究
  • 物理学の実験データ解析
  • 電気設備の設計計算
  • 材料科学での電気特性評価
  • 国際規格への対応
  • 教育現場での教材作成

電気量について

電荷 (Electric Charge)

電荷は電気的な性質の源となる物理量で、SI単位はクーロン[C]です。1クーロンは1アンペアの電流が1秒間に運ぶ電荷量と定義されます。電子1個の電荷は約1.602×10⁻¹⁹Cです。

電流 (Electric Current)

電流は単位時間あたりに流れる電荷の量で、SI基本単位の一つであるアンペア[A]で表されます。1アンペアは1秒間に1クーロンの電荷が流れる電流です。

電位・電圧 (Electric Potential)

電位は電荷が持つ位置エネルギーで、ボルト[V]で表されます。2点間の電位差を電圧と呼びます。1ボルトは1クーロンの電荷を移動させるのに1ジュールのエネルギーが必要な電位差です。

電気抵抗 (Electric Resistance)

電気抵抗は電流の流れにくさを表す物理量で、オーム[Ω]で表されます。オームの法則 V = I × R により、1ボルトの電圧で1アンペアの電流が流れるときの抵抗が1オームです。

コンダクタンス (Conductance)

コンダクタンスは電流の流れやすさを表し、抵抗の逆数です。単位はジーメンス[S]で、1S = 1/Ωです。以前はモー[mho]とも呼ばれました。

静電容量 (Capacitance)

静電容量は電荷を蓄える能力を表し、ファラド[F]で表されます。1ファラドは1ボルトの電圧で1クーロンの電荷を蓄えられる容量です。実用的にはマイクロファラド[μF]やピコファラド[pF]がよく使われます。

インダクタンス (Inductance)

インダクタンスは電流の変化に対する起電力の発生しやすさを表し、ヘンリー[H]で表されます。1ヘンリーは電流が1A/sで変化するときに1Vの起電力が発生するインダクタンスです。

よくある質問

Q1. 抵抗とコンダクタンスの関係は?

コンダクタンスは抵抗の逆数です。抵抗R[Ω]のコンダクタンスG[S]は、G = 1/R の関係にあります。

Q2. 静電容量とインダクタンスの違いは?

静電容量は電荷を蓄える能力、インダクタンスは磁気エネルギーを蓄える能力です。コンデンサは静電容量を、コイルはインダクタンスを持ちます。

Q3. CGS単位系とSI単位系の違いは?

CGS単位系はセンチメートル・グラム・秒を基本とする古い単位系で、SI単位系はメートル・キログラム・秒を基本とする現代の国際単位系です。

Q4. 電流密度とは何ですか?

電流密度は単位断面積あたりを流れる電流で、A/m²で表されます。導体内部の電流分布を表すのに使用されます。